ニュージーランドの男性が、妖精ものの成人向けアニメを所持していたとして、「好ましくない媒体所持(possession of objectionable material)」の罪で拘束されていることがわかった。ニュージーランドの報道機関「Stuff」が報じている。
報道によると、男性は3年ほど前に、妖精が主人公の成人向けアニメをダウンロードした疑い。アニメの妖精たちがあからさまに幼く描写されていたため、児童性的虐待にリンクするとして違法物所持とみなされた。
ニュージーランドの検閲法
ニュージーランドには「1993年フィルム、ビデオ、出版物分類法」(THE FILMS, VIDEOS AND PUBLICATIONS CLASSIFICATION ACT 1993)という検閲法があり、主に次の内容が含まれるコンテンツを違法としている:
- 子供や動物、死体、排泄物を関与させる性的内容
- 性的暴力や拷問、極端な暴力を助長する内容
- 犯罪行為や暴力、子供への性的虐待を助長するもの
- 人の品位を傷つける行為や差別を助長するもの
この法律下では、上記の媒体の所持、ダウンロード、配布も犯罪行為となる。ここで問われるのは、幼い子供の性行為を連想させるアニメも“違法物”に含まれるべきかどうかだ。
逮捕された男性はこの件に関して「馬鹿げている」とし、「理論的には棒人間の絵でも有罪にされかねない」と主張。また問題のアニメに関しては、芸術的価値や“ちょっとした笑い”のために所持したとして、「そこに性的興奮を覚えることはなかった」と語った。
ただ男性は以前、十代の少年にわいせつ行為をした罪で逮捕され、リハビリテーションプログラムを受けた過去があるという。
日本のいわゆる成人アニメやコミックは、「Hentai」というジャンルで海外でも広く出回っている。
ソース:「stuff.co.nz」
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