ホワイトハウスが市民からの嘆願を受け付けるために設置している「WE the PEOPLE」という米政府公式のサイトがある。先月そこに、「ジャスティン・ビーバーを強制送還して、永住権を剥奪しろ」とする嘆願書が投稿され、何と30日間で26万件を超える署名が集まった。
ジャスティン・ビーバーは、言わずと知れた世界中で大人気のカナダ人アイドル歌手。一方で、素行の悪さがたびたび取り上げられる問題児でもあり、以前から多くの批判の声が上がっていた。つい先月にも、飲酒状態でドラッグレースを行ったとして逮捕されたばかりだ。
ホワイトハウスに投稿された嘆願は以下のような内容:
我々アメリカ国民は、危険で無責任、破壊的、薬物乱用者であるジャスティン・ビーバーの強制送還、及び永住権の剥奪を望んでいる。彼は、国民の安全を脅かす存在であるだけでなく、若者に間違った影響を与える存在でもある。アメリカ社会からジャスティン・ビーバーを追放することを求める
署名が10万件を超えたため、今後米政府から正式な回答が得られる見通し。なお本嘆願が獲得した26万2951という署名数は、「WE the PEOPLE」が設置されて以来、2番目に多いものらしい。
あまりにも簡単に、どこからでも提出/署名できてしまうため、こんなジョークとしか思えないような嘆願に多くの署名が集まってしまう。だから誰も「WE the PEOPLE」をまじめに取ろうとしない。
Thumbnail by NRK P3 via Flickr
参考記事:「washingtontimes.com」
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