犬をライオンとして展示していた中国の動物園に対して、多くの批判が集まっている。
問題となっているのは、中国河南省ラク河市の人民公園内にある動物園。AFPの報道によると、同園内の「アフリカ・ライオン」と書かれた檻のなかには、チベタン・マスティフというちょっとライオンっぽい大型犬が入れられていたという。どうやら訪問客に鳴き声を聞かれ、正体がばれてしまったらしい。
中国版ツイッター『新浪微博(Sina Weibo)』に投稿された写真をみると、なるほど獅子丸のような犬が檻の中にいる(下)。
また中国の『人民日報』の報道によれば、他にも立札と全く無関係の動物が入っていた檻が、いくつかあったという。例えば、ヘビの檻には2匹の巨大なネズミ。ヒョウの檻にはキツネのような生き物など。
▼ヒョウの檻にキツネ?:Sina Weibo
どうしてこんなすぐにばれる嘘をつかなくてはならなかったのか?動物園の責任者によると、実際にライオンは動物園にいるが、現在は一時的に繁殖生産施設に移しているとのこと。 また犬を檻に入れていた理由については、安全上の配慮(?)だとしている。
このニュースを受け、新浪微博には、「笑いごとじゃないよ。動物園と動物たちの両方にとって悲しいことだ」、「せめてハスキー犬をオオカミの檻に入れるべきだったな」といったコメントが寄せられた。
わざわざお金を払って動物園に入った客たちにとっても笑いごとじゃない。一人の女性客は中国紙の取材に対して、「動物園は私たちを完全にだましている」と怒りを露わにした。
Thumbnail by raemin via Flickr
参考記事:「AFP」
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中国の動物園が犬をライオンに見せかけて展示 – e-StoryPost