【画像】本物の雲を室内に出現させるアート他、タイム誌の「2012年のベスト発明品」

タイム誌「ベスト発明品2012」

毎年恒例のタイム誌「Best Inventions of the Year(今年のベスト発明品)」。今月発表された2012年版では、「Google Glass(グーグルグラス)」をはじめ世界中で話題となったテクノロジーの中から、25品が取り上げられています。

日本の技術からは、ソニーの小型デジタルカメラ「Sony RX 100」、理化学研究所による「113番元素」、バンダイの「スマートペット」が選ばれました。

数々の優秀な発明品のなかでも、特に関心を集めているのが「Indoor Clouds」と呼ばれる室内人口雲。オランダの芸術家Berndnaut Smildeさんが編み出したアート技術で、室内の湿度や温度を注意深く調節しながら、煙霧機を使って雲を作り出しているそうです。

タイム誌「ベスト発明品2012」ルームクラウド
画像:berndnaut.nl

まるでフォトショップ合成のような非現実的な光景。アートとサイエンスを見事に融合させた作品です。

タイム誌のリストには、この他にも画期的な発明品がたくさん取り上げられていたのでいくつか紹介します。


LiquiGlide(リキグライド)


マサチューセッツ工科大の研究チームが開発した特殊コーティング。容器の内側がツルツルになり、中身が液体のようにスルリと出てくる。これさえあれば、残り少なくなったケチャップやマヨネーズもきれいに使い切ることができる。


OraQuick 家庭用HIV検査キット


自宅で手軽にエイズ検査ができる世界初の家庭用HIV検査キット。使い方は、唾液をキットに入れて20分ほど待つだけ。

www.oraquick.com


スマートペット(Tech Pet)


バンダイが開発した、iPhoneやiPod touchアプリを使って操作する犬型の次世代ペットロボット。


Bounce Imaging


火災現場や事件現場など危険な場所に突入する際、事前に中の状況を安全に確認するためのボール型カメラ。温度や空気濃度、放射能を測定するセンサーも搭載されており、突入隊のリスクを安価で減らしてくれる画期的な救済ツールだ。

ボールからの情報は、モバイル端末で受信できる。


Nike フライニット


米ナイキの超軽量ランニングシューズ技術。重さはたったの160g、まるで靴下のように足にフィットするらしい。


Google Glass(グーグルグラス)


大々的に報道され世界中の注目を集めたgoogleの拡張現実メガネ「Google Glass」。2014年までには販売を開始する予定だとか。早く欲しい!


キュリオシティ・ローバー(火星探査ローバー)


今年8月に見事火星に着陸したNASAの火星探査ローバー。すでに数多くの貴重な火星写真を地球に送りとでけている。今後のさらなる活躍に期待したい。

www.nasa.gov

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この他にもいろいろ面白い発明品が選ばれていたので、気になる方は以下のリンクからどうぞ。

元記事:「Best Inventions of the Year 2012 – Time

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