中国南部・貴州省(きしゅうしょう)のある高層アパートで、10歳の少年が窓の外で工事をしていた作業員の保護ロープを切断するという事故が起きた。少年いわく、工事の音がうるさすぎてアニメがよく聞こえなかったからだという。
事故当日、作業員はアパート8階の外壁で照明の取り付けを行っていた。しばらくすると少年が窓から顔を出して、突然ナイフで命綱である安全ロープを切り始めたそうだ。
作業員は少年を説得しようとしたが無駄だったらしい。
「少年に止めるよう怒鳴ったが、言うことを聞いてくれなかった。その後すぐにロープが切れ、私は同僚に助けを求めたんだ」
Drilling sound affects his cartoon so Guizhou boy cuts safety rope of worker at 8th-fl apt. What low regard for life? pic.twitter.com/L4bsYXwyDV
— Kor Kian Beng (@KorKianBeng) August 28, 2014
状況を知った同僚はすぐに警察に通報し、約40分後にレスキュー隊が到着。作業員は幸いけがもなく無事に救出された。
警察の事情聴取に対して、少年はロープを切断したことを認めた。地元メディアによると、その後少年の父親が仕事場から帰宅し、作業員に謝罪。ロープを弁償したそうだ。
Images via Xinhua News
参考記事:「NPR.org」
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