YouTube動画MP3変換サービス継続のための嘆願書に80万人が署名

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動画変換サイト「youtube-mp3.org」のサービス継続を求める嘆願書に多くのネット署名が集まっている。

ドイツの大学生Philip Matesanzさん(21)が運営するウェブサイト「YouTube-mp3(youtube-mp3.org)」は、YouTubeの動画をMP3ファイルに変換ダウンロードできるサービスを提供している。使い方が非常に簡単(変換したい動画のURLをサイトにコピペするだけ)ということもあり、YouTube-mp3は1日のユーザー数が1億人を超える人気サイトとなった。

そんな需要の高かったサービスに対し、YouTubeから物言いが入ったのは6月中旬のこと。

「YouTube-mp3」によると、Google は6月19日、「youtube-mp3.org」のサービスがYouTubeの利用規約に違反しているとして、「サービスを停止しなければ訴える」という旨の書簡を送りつけたらしい。

そこで運営者のPhilip Matesanzさんが取った行動は、サイトユーザーに助けを求め、サービス継続のための「オンライン署名」を集めるというものだ。署名ページはあっという間にネット上に拡散し、わずか数週間で80万人以上の署名を集めることに成功した。

YouTube-mp3は動画のURLを貼り付けるだけで、MP3ファイルに変換してくれるサービス

YouTube側が「問題あり」と指摘するのは、YouTube-mp3のMP3ファイル生成方法が「YouTube API 利用規約」に違反しているというところだ。YouTubeは、APIを使ったコンテンツのダウンロードを禁止している。

これに対してYouTube-mp3側は、「同サービスではYouTube API自体を使用していない」と主張。別の方法でコンテンツのデータを取得しているという(詳細については明記していない)。さらに、YouTube-mp3のサイトには「このサービスで変換したファイルを再配布しない」「このサービスを他者の著作権侵害に利用しない」という条項が明記されており、その点でも同サービスは合法であると主張している。

YouTube-mp3は次のように訴えかける:

「テレビやラジオの放送を個人用に録画・録音する行為と変わりないはずだ」

YouTubeは動画ページに広告を表示することで収益を得ている。ユーザーが動画をMP3に変換して、オフラインで楽しむようになれば、当然ながらYouTubeの儲けは激減してしまう。

しかし、嘆願書に寄せられた80万という署名数をみる限り、多くのユーザーが動画の変換ダウンロードサービスを求めているは明らかだ。

「YouTube-mp3」のような動画変換ダウンロードサービスは、テレビ・ラジオに代わる「新時代の公共コンテンツ(YouTubeなど)」の録音ツールとして認められていくだろうか?今後の展開に注目していきたい。

UPDATE: 7月30日現在、署名数は127万件に達した。YouTube-mp3が目標にしているのは150万件。

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