SNSの素晴らしき活用法その1:「Facebookで臓器を見つけました!!」

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USA TODAY.com」が、少し異例の心温まるFacebook活用法を報じているのでご紹介。なんでも、Facebookによって1つの家族が救われたとか・・・。

患者は希望を求めソーシャルネットワークに辿り着いた

米シアトル在住、2児の父であるDamon Brownさんは、肝臓に重い病気を抱えていた。完治するには肝移植が必要で、Brownさんは在宅透析を受けながら、ドナーが現れるのをただひたすら待っていた。移植リストの順番待ちは気が遠くなるほど長く、最低でも3年はかかるだろうと聞かされていたらしい。その間にも、病状はどんどんと悪化し、たえず疲労や痛みと戦っていたという。

自分のことを強い人間だと思っていましたが、その頃は本当に心が折れかけていました

とBrownさんは当時を振り返りながら語る。

Brownさんにとって一番の悩みは、家族に負担を掛けてしまうということだった。常に透析機械の近くにいなくてはならず、5歳と3歳の息子たちに、眠る前に絵本を読んでやることさえかなわない。

もし自分に何かあったら子供たちはどれほど悲しむことか

という考えが毎日のように彼を苦しめた。

ある日、担当医から病状が思わしくないとの診断を受ける。何とかせねばと切実に思ったBrownさんは、自分から道を切り開こうと決意した。妻の協力のもと、Facebookを通してドナーの募集を開始。「Damon Kidney」というページを作り、自身の抱える問題をFacebookに共有した。

Life-saving: Father-of-two Damon Brown, 38, from Seattle found a donor on Facebook after setting up a page telling his story under the name, 'Damon Kidney'

当初Brownさんは、おおっぴらに援助を請うことに対して少し抵抗があり、「そんなにうまくいくはずがない」と懐疑的になっていたそうだ。それを支えたのが彼の友人や家族の存在。まるで我が事のように、Brownさんのページを積極的に辛抱強くクチコミで広げていった。その結果、1400人を超えるユーザーたちの関心をひきつけることに成功。その中の1人の女性が、肝臓提供者として名乗りをあげることとなった。

移植手続きは正式に許可され、手術の日程は決まった。BrownさんがそのニュースをFacebookでみんなに知らせたところ、Brownさんを心から祝う暖かいレスポンスが300件以上寄せられたようだ。

ドナーの女性は、臓器提供の理由についてBrownさんにこう告げたようです:

私はあなた(Brownさん)のために臓器提供を決心したのではありません。あなたの子供達のためです。子供達には父親が必要だからです

他にもソーシャルネットワークから臓器提供者を見つけたという例はいくつかある。ミシガン州に住む男性も同様に、Facebookを通して臓器提供者を見つける事ができた。また、フロリダ州の女性の場合は、Craigslistからドナーを探し出したようだ。関係者によると、SNS経由で自ら臓器提供者を探し出すケースが増えているという。


Brownさんは、本当にすばらしい「Facebookフレンド」に恵まれていたのだと思う。実は私自身、SNSに対して、「所詮はバーチャルの世界」だと割り切り、実世界の人間関係に比べ少し軽んじていた部分があったような気がする。今回のニュースは、その考え方を改める良いきっかけとなった。

全米臓器配分(UNOS)ネットワークによると、米国では、1日で平均46件の肝臓移植手術が行われているが、毎日約13人の患者が臓器提供を受けられずに死んでいくという。現在、移植待機リストの登録者数は、約9万人に上る。

ソース:

[UNOS公式サイト] http://www.unos.org/

[USA TODAY記事] For some in need, Facebook is route to new kidney

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