撮影中のカメラマンに巨大なグリズリーが大接近!!熊と遭遇した時の対処法

グリズリー 遭遇

こちらは、米アラスカ州のマクニール・リバー鳥獣保護区で撮影された映像。州の漁業狩猟局に勤めるドリュー・ハミルトン(Drew Hamilton)さんが川岸で野生動物を写真に収めていると、突然背後から巨大なグリズリー(灰色熊)が登場。どうするのかと思いきや、そのまま熊はハミルトンさんの隣でくつろぎ始めた。

最後に近づいてくるような素振りをみせたグリズリーだったが、ハミルトンさんが「ey ey ey ey」と声をかけると、そのまま方向を変えて立ち去った。こんな状況でよく冷静さを保てるものだ。

普通ならパニックに陥りそうなものだが、クマと遭遇した際は絶対に走って逃げてはいけないという。そんなわけで、以下ハウツーサイトwikiHowの「熊から逃れるための方法」より:


熊の対処法


1.クマと出会わないようにする

熊を逃れる方法3

そもそも熊は臆病な生き物なので、向こうから人間に近寄ってくることはほとんどない。熊の生息地に入る際は、大声で話したり、歌を歌ったり、熊鈴を持ち歩いたりして、こちらの存在を知らせて、相手に逃げる余裕を与えてやることが大切。なるべく開けた道を歩くようにして、熊の足跡などを見つけた場合はコースを変える。とにかく熊を驚かせないように。

2.クマとの距離を保つ

もし遠くに(90m~)クマの姿を確認した時は、すぐにその場を立ち去ること。何としてもその方角に進まなくてはならない場合は、大きく遠回りをする。

熊がこちらに気付いていない場合は、そのまま落ち着いて静かに後ろに下がって十分な距離を確保する。それから今後の遭遇を避けるために、大きな音を立ててこちらの存在を知らせてやる。

もし熊がこちらを見ていた場合は、低く落ち着いた声で話し始めよう(話の内容は何でも良し)。熊の姿を常に確認しながらも、絶対に目を合わせないように。重要なのは、こちらが人間であること(そして怯えていないことを)熊に伝えるのと同時に、自分は敵ではなく、縄張りから出ていくところだということを知らせてやること。

3.熊が向かってきても堂々と立つ

熊を逃れる方法1

近い距離でクマと遭遇した場合(90メートル以内)、もしくは熊がこちらに向かってきた場合は、とにかく冷静になって出来るだけ自分を大きく見せるようにする。悠然とその場に立ち、おびえた様子などを一切表に出さないように。それからゆっくりと後ろに下がり、柔らかい声で語る。絶対に走ってはいけない。

もしそれでも熊が向かってくるようなら、後ずさりを止めて堂々と立つこと。深く落ち着いた声でさらに大きく話し、腕を振るなどして自分を大きく見せる。熊から目を離さないようにしながらも、アイコンタクトは絶対に取らないようにする(喧嘩を売っていると熊に勘違いされる可能性があるので)。熊を威嚇してはダメ。屈んだり、死んだふりをするのもダメ。熊に弱さを悟られないように。

もし突進してきても、勇気を振り絞ってその場を動かないように頑張れ。突進はただの威嚇行為の場合が多いので、そのまま立ち続ければ熊の方から逃げていく可能性もある。

4.熊の動機を知る

もし熊がストーキングをしてきた場合(例: 同じ熊が姿を見せたり、いなくなったりを繰り返す)、もしくは夜間に襲ってきた場合は、食べ物だと認識されている可能性が高い。そうなると捕食目的で襲い掛かってくるので、こちらとしては大ピンチ。

反対に、熊を不意に驚かせてしまった場合、もしくは小熊がいたり、食事中だったりした場合は、自己防衛のために威嚇している可能性が高い。

5.熊の動機に応じて適切な行動を

熊を逃れる方法2

・熊が自己防衛目的で襲ってきた場合:

死んだふりをする。熊の動機が縄張りや子供の保護なら、地面に寝そべって死んだふりをすることで、熊の気持ちを落ち着かせることができるかもしれない。ただし死んだふりをするのは、実際に熊がコンタクトしてきてから、もしくは攻撃してくる直前にすること。(※この方法は、相手がグリズリーか白熊の場合に限る。クロクマの場合は使わないように!)

死んだふりのコツ: うつぶせに寝そべって、地面で急所を守る。そして手を首の後ろに組んで、腕で首部分を保護する。足をぴったりと合わせて、抵抗はしないように。運よく熊が離れて行ったときは、そのまま数分様子を見てから、注意深く顔を上げて周囲に熊がいないか確認する。熊に動いているところを見られてしまうと、また戻ってくる可能性があるので。

・熊が捕食目的で襲ってきた場合:

全力で戦え。もし相手がクロクマだった場合や、グリズリーや白熊が捕食目的で襲ってきた場合、生きて帰るための唯一の選択肢は、戦って追い払うことしかない。石や鍋、フライパン、棒切れ、拳…、何でもいいから武器を取って熊を殴打する。勝利の可能性は極めて低いが、何もしないでやられるよりはましだ。そもそも、野生の熊が人間を食べ物とみなすケースは極めて稀。捕食目的で襲ってくるのは、若い熊や腹ペコの熊、怪我をしている熊などの場合が多いので、運が良ければ撃退できる可能性もゼロじゃないかも。

参考記事:「wikiHow

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