Facebook、臓器提供をサポートする機能を追加

ユーザー数9億人を超える世界最大のSNS「Facebook」が、社会貢献に向けて大きく前進している。

5月1日、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、Facebookタイムラインに臓器提供の意思を表示できる機能を追加したと発表した。今回の機能追加に関して同氏は、米ABCテレビの番組「Good Morning America」で、「臓器提供への関心を高めるのに役立つと考える。問題を解決するための大きな手助けとなるはずだ」と語った。

臓器移植の現状

全米臓器配分ネットワークによると、現在アメリカ国内で臓器提供を待つ患者は、約11万4000人。一方、昨年の臓器移植件数はわずか28,535件で、移植された臓器の大半が、亡くなった人から提供されたものだ。

この超過需要のため、患者が臓器を得られるまで通常3~4年かかってしまう。現在アメリカでは、臓器移植を受けられないまま命を落としていく患者が、1日に18人にも上るとされている。臓器の需要は年々増える一方だが、提供率はここ20年ほど増加していないのが現状だ。

ザッカーバーグ氏は、ブログ投稿の中で次のように述べた:

毎日数え切れないほどの「小さな親切」が、Facebookを通して行われている

臓器ネットワークは、今回のFacebookのアップデートによって、臓器提供に対する人々の意識がより高まることを期待している。この新機能は、今のところ米国と一部の国のみで利用が可能

設定は、タイムラインの投稿ボックスから以下の手順で:

・「ライフイベント(Life Event)」

・「健康(Wellness)」

・「臓器提供者(Organ Donor)」

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ソース記事: USA Todayニュース

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