「Facebookブラウザがもうすぐ誕生する」という噂が、近頃ネット上で広まっている。
テクノロジーブログ「Pocket-lint」が“信用できる情報筋”から入手したという情報によると、FacebookがOpera Softwareの買収を検討中とのこと。
現在Operaのユーザー数は、世界中で2億人以上、さらにモバイルブラウザとしての実績もある。FacebookにとってOpera買収は、自分たちでゼロから開発するよりも、手っ取り早くブラウザ市場への参入を果たせる手段だ。Pocket-lintは、Facebookの狙いは、本格的なモバイル進出にあるとみている。
もしFacebookブラウザが実現すれば、ウェブのトップの座をめぐる「Google vs Facebook」の争いで、戦場がまたひとつ増えることになる。GoogleはSNS市場で、Facebookはブラウザ市場で、相手のシェアをどれだけ奪い取れるか、とても興味深い。現時点でChromeとOperaのシェアには雲泥の差があるものの、長期的にみれば、Facebookの「ユーザー数9億人」という数字は、Chromeにとって(もちろんIEやFirefoxにとっても)、大きな脅威となるはずだ。
Facebookからの正式なコメントがないため、ウワサは今のところ噂でしかない。ついにIPOを果たしたものの、最初の週は散々な結果に終わったFacebook。もしOpera買収が実現すれば、少し明るいニュースになるかもしれない。
ソース: Pocket-lint
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