北朝鮮、服喪期間中の携帯使用は「戦争犯罪者」扱い

No Cellphones are allowed!!

先日、北朝鮮労働党は国民に対し、「100日の服喪期間中に携帯電話を使用した場合、“戦争犯罪者”として罰する」と通達した。違反した者には、強制労働キャンプ、最悪の場合死刑台が待っているという。

新たな指導者となったキム・ジョンウン(金 正恩)が、国内外に権力を誇示し、体制をより堅固にするための新しい作戦なのか?

北朝鮮の電話とネット事情

以前に比べ、北朝鮮での電話の普及率は上昇している。とはいえ、実際に固定電話回線を所有している人口は、全体の5%以下。北朝鮮自らが「世界クラス」と呼ぶ3G携帯電話の普及率も、3%程度だという。

それでも北朝鮮国民にとって、携帯電話は大切なコミュニケーション手段の一つといえる。政府はインターネットを厳しく管理しており、一部の役人にしかアクセスの権限を与えていない。国際社会から孤立した、まさに鎖国状態だ。

北朝鮮には、一般市民向けに「光明(クァンミョン)」と呼ばれる独自のイントラネットが存在するが、当局が厳選したサイトしかホストしておらず、自由な情報源と呼ぶには程遠い。

韓国は依然として警戒中

キム・ジョンイル総書記の死去以来、韓国政府は、北朝鮮からのサイバー攻撃に対して厳重な警戒を続けている。韓国には、インターネットでの北支持活動を規制する法律があり、違反者には最大で7年の罪が着せられるという。にもかかわらず、44件の北朝鮮支持サイトがアクティブなままで、韓国当局は「言論の自由という範囲を超えている」と手を焼いているようだ。

北朝鮮にも、市民による革命が起こる日は来るのか?今回のようなニュースを耳にすると、まだまだ先のことだと思わざるを得ない。

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