「2023年に火星へ移住」、民間スタートアップの火星コロニー計画

新たな民間ベンチャーが、火星コロニー開発に名乗りを上げている。目標は、「火星永住」だ。

Mars One

新たな火星コロニープロジェクトを立ち上げたのは、オランダの実業家Bas Landsdorp氏。5月31日、「Mars One」火星計画の概要をYouTubeで公開した。動画によると、プロジェクトは、2023年に4人のクルーメンバーを火星に送り込み、そのまま火星に移住させることを目標としている。

Mars Oneの計画を簡単にまとめると、次の通り:

ステップ1: 通信衛星を火星に送る – 2016年

ステップ2: 火星ローバーの輸送、惑星探索開始 – 2018年

コロニー設置に最適な場所を探す

ステップ3: コロニストに必要な生活機材の輸送、設置 – 2020、2021年

これにはコロニー機材やソーラーパネル、火星大気を水や酸素に変換する機械などが含まれる

ステップ4: 4名の宇宙飛行士を火星に送る – 2022年9月14日

火星までの到達時間は、およそ10ヶ月

その後、2年ごとに新たなメンバーを2人ずつ火星に送る予定。

一度火星に送られたメンバーは、2度と地球の土を踏むことはない。不毛の大地で生涯を過ごすことになる。

莫大なコストが掛かりそうなプロジェクトだが、一体どうやって資金を捻出するつもりなのか?Landsdorp氏は動画の中で、「史上最大級のメディア・スペクタクルを作りだすことで資金を調達する」と語る。

メディア・スペクタクル」が何を意味するのかは正確に分からない。「火星着陸の瞬間」の報道権を売り出すつもりだろうか?それとも、大企業からスポンサーを募るのだろうか?いずれにせよ、Mars Oneプロジェクトは、すべて民間の手でおこなわれ、国家や政治が干渉することはないとしている。

ソース: 「Mars-One.com」、YouTube動画: 「Mars One introduction film

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  1. […] 「Mars One」は、オランダのベンチャー企業が推し進める火星コロニー化プロジェクト。10年後に人類を火星へと送り込み、そのまま永住させ、惑星のインフラ開発をしようとする計画だ。 […]

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