アノニマスがネオナチ狩りを開始: ネオナチ撲滅サイトを設立

anon neo-nazi

ハッカー集団「アノニマス」が、”ネオナチ狩り”を本格的に開始したとドイツのDeutsche Welleが報じている。

昨年、アノニマスはネオナチ撲滅作戦「Operation Blitzkrieg(オペレーション・電撃戦)」を開始した。ドイツの極右政党「ドイツ国家民主党(NPD)」と関係のあるWebサイトへのDDoS攻撃やネオナチ機密情報の公開が、その主な活動内容だ。ドイツのニュースサイト「The Local」によると、アノニマスはすでに15個のネオナチ関連サイトをアクセス不能に陥れたとある。

今回、Operation Blitzkriegの一環として、アノニマスはネオナチ情報公開サイト「nazi-leaks.net」(ドイツ語)を立ち上げ、さらなる追い込みを試みる。同サイトの目的は、その名の通りネオナチ関係者の機密情報を一般にリーク(暴露)することだ。スタイルが、アノニマスの大好きな「WikiLeaks(ウィキリークス)」と非常によく似ている。現在公開中の情報には、NPD支援者の名前、NPDの内部メール、極右週刊紙『Junge Freiheit』のコンタクト・リスト、ネオナチ関連ネットショップの顧客情報などが含まれている。

一連の騒動を受け、ドイツ国家民主党は、nazi-leaks.netに対して法的処置を検討しているとの見解を表明。同じく攻撃を受けた極右週刊紙『Junge Freiheit』の出版社は、すでに訴訟を起こしたようだ。


犯罪行為を肯定するようで少し不謹慎かもしれないが、今回に限ってはアノニマスを応援したいと思う。他にもアノニマスは、「児童ポルノ撲滅運動」や「麻薬組織への攻撃」など、時折モラルに則った活動も展開している。

ソース:

Deutsche Welle

The Local

Trackbacks

  1. […] ソニーPSNや児童ポルノサイト、ネオナチ、麻薬組織など、さまざまな組織をターゲットに活動を繰り広げてきたアノニマスだが、今回ばかりは非常に危険な立場に立たされることになるだろう。 […]

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