アノニマス、インターポールのWebサイトを攻撃: メンバー逮捕に対する報復

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Photo By raincoaster via Flickr

国際刑事警察機構(ICPO)、通称「インターポール」のWebサイトが、ハックティヴィスト集団「アノニマス」からのサイバー攻撃を受け、一時アクセス不能の事態に陥った。インターポールが、アノニマスメンバーの一斉逮捕を発表した直後の出来事であり、報復活動のための攻撃だと思われる。事件を少し振り返ってみよう。


南米4カ国で25人の「アノニマス」が逮捕


インターポールは28日、スペイン、アルゼンチン、コロンビア、チリの4カ国で、アノニマスに関係があるとみられる25人を逮捕したと発表。各国警察は、インターポールIT犯罪専門チームの協力の下、2月中旬から計15都市の40カ所でアノニマス摘発作戦「Operation Unmask」に着手していた。コロンビア国防省をはじめとする、各国省庁や大企業への大規模なサイバー攻撃を主な容疑としている。

今回逮捕された25人の“アノニマス”は17~40歳。逮捕時に、IT機器や携帯電話など250点のほか、ネット接続などの支払いに使われたとみられるカードや現金が押収された。

今回の一斉逮捕についてインターポールは、次のように述べた:

今回の作戦で、インターネットは犯罪行為の“隠れ蓑”にはなり得ないことを証明した


アノニマスの反撃


一連の展開を受け、アノニマスに関係があると思われるTwitterアカウント「Anonymous Hispano(@anonopshispano)」が、インターポールへの攻撃を呼びかけるツイートを発信。

「ターゲット:www.interpol.int 撃て!全世界に告ぐ!」

攻撃開始からわずか1時間後、同アカウントから「Tango Down(軍隊用語で『ターゲットを射殺』の意)」というメッセージが発せられた。

攻撃成功を宣言

29日13時現在、インターポールのサイトはアクセス不能のままだ。

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